Dirtywave M8 Headless; その5(Noteを置く前の準備段階、というか基礎知識編)

プリセット音色のことについて
書いていたら、基礎知識がなくては
どうにもならんと気がついて・・・

無知な素人がM8 Headlessを
「そこそこ」鳴らせられるようになる
それを目指したこの企画も、早や5回目
今回は

Noteを置く前の準備段階

です

操作などについての基礎知識編で
M8はUIがかなりしっかりしているので
触り始めでしっくりきた人も居られると
思います・・・が

元々、LSDjを基盤に作られているので
「LSDjに触ったことある人向け」感は
否めませんし「Trackerの常識」も
それなりに求められるため
リアルタイム入力、ピアノロール
STEP入力、MMLしか弄ったことのない
筆者にとっては大海に投げ出された感が
正直半端なかったです

音色については今度こそ次回に
説明することにして、今回は操作系の
基本について説明していきます

キー操作

Touch Designerアプリの左下にある
Connection&Settingでキー割当を確認

M8 Trackerの実キーをキーボードに
割り当てて操作していくのですが
基本となるものはゲームボーイでいう
Start、Select、A、B、十字キー
十字キーは↑↓←→キーでカーソル移動
A(決定)がEdit(X)
B(キャンセル)がOption(Z)
数値を変更するときはEdit+方向キー
Option+EditでDeleteという感じです
Select(SHIFT)は補助的に使用され
Start(SPACE)は曲の再生、停止で使用

Headless版はキーボードで直接Noteを
置けるようになっていて
Headlessドレミファソラシ(CDEFGAB)が
ASDFGHJのキーに割り当てられいるのが
実機よりも優れています

MAP構造

M8 Headlessを起動すると
一番最初に表示されるのはSONG画面
そこからMAPを移動し編集していきます

SONG

起動時の画面SONG
左上にSONGと書いてあり
今自分がどこにいるのかがわかる
左右に1-8の文字列が並んでおり
Trackの1-8が横並びになっていて
左側に00から0Fの16列があるので
なんとなく下へ進んでいくのだとわかる
KORG Gadgetと同じ形式ですね
実はこれ↓で行を下に送ると
00からFFまであるのです
1桁目が0-Fまでで16
2桁目も0-Fまで16あり
16*16で256行あることに!!
ふえぇ

あ、ちなみにこれ256「小節」ある
ということではないのです・・・

M8は右下に
P
SCPIT
M

と記載のあるとおりの
Map構造をとっていて
現在自分のいる画面は水色になってます
水色になっているS(SONG)からMapを
上下左右に移動して設定・入力します
移動はSelect(SHIFTキーに割当)+矢印で
移動ができます、右上のTはTempoですね

MAP構造一番左の真ん中がS(SONG)
公式マニュアルより抜粋

Select+↑でPROJECTに移動してみます

PROJECT

右下のMapが
P
SCPIT
M

に変わりました
今はP(PROJECT)にいることがわかります

PROJECTはその曲を統括する場所です
TRANSPOSEではEdit+方向キーで
半音ずつ↑↓で1オクターブずつ変化可能
TEMPOは654.99から1.00まで設定可能
OUTPUT VOLではプロジェクトの
全体ボリュームが設定でき、defaultはE0(224)/FF(255)なので88%位かな?
SPEAKER VOLはheadlessには関係なし
MIDIではMIDI関連の設定ができ
NAMEでプロジェクトの名称を決めて
SAVE, LOADができます
NEWは新規プロジェクトの作成です
EXPORT/SHARERENDERでmicroSDに
オーディオ形式での出力が行なえますBUNDLEではPROJECTをINST等も含め
SDカードに出力することができます

値を変更するときはEdit+方向キーです
間違えたときはOption+Editキーです

PROJECTはMIDIの設定も含めて
様々な設定ができますが、音を鳴らす
という目標設定としては上記を知れば
必要十分だと思われます

PROJECTから
Select+↓を2回行ってMIXERのページへ

MIXER

全体のボリューム
各パートのボリューム
エフェクトの掛かり具合などを設定
見ているだけでも楽しい

全体ボリューム、Track毎のボリューム
全体エフェクトのかかり具合を設定可能

更にSelect+↓で下のページへ移動すると
エフェクトのページに移動できます

MAP名はないEFFECT

何故かエフェクトMapは名前なし・・・
なんで?w
MAP上はXと表記されてる

Track毎に
CHORUS、DELAY、REVERBを設定可能
SONGで1を選びSelect+↓↓と移動すれば
Track1のエフェクトを設定でき
SONGで2を選びXへ移動すれば
Track2のエフェクトを設定できます

では実際に曲を編集・演奏してみよう

曲構成はマトリョシカ方式

SONGはCHAINで構成され
CHAINはPHRASEで構成される
PHRASEは一般的な16stepsの数値入力
CHAIN、PHRASEは全トラックで共通
トラック毎に存在するものではない

ここではTrack1の00行を選択し
Select+→でCHAIN画面へ

ではSONGに戻って右のMAPへ移動し
CHAINを構成していきましょう
Select+→

左上にCHAIN 00
右下のMAPではCに移動しました

CHAINはPHRASEで構成されるので
そのままPHRASEのMAPへ移動します
Select+→!!

左下に
CREATE A PHRASE TO PROCEED
の文字が出現

PHRASE番号が指定されていないから
PHRASE編集画面へ遷移できません
編集したいPHRASE番号を選んで
ということのようです
ということでCHAIN 00の0行目に
編集したいPHRASE番号に01を選んで
Select+→でPHRASE MAPへ
やっとPHRASE 01画面に到着
ここまで音一度も鳴ってませんw

PHRASE番号は00からFEまで設定可能
なお、Track毎にCHAIN、PHRASEを
個別に設定できるわけではなく
CHAINとPHRASEは全Track共通なので
PHRASEを8Trackで均等に分ける場合は
00-FEで255PHRASE分ですので
1Track当たり31小節分です・・・

が、しかし
Drumやお囃子、Bassトラックは
複雑にしなければ同じPHRASEを
流用し繰り返し使用できますので
実質的には40小節程度(丼勘定w)の曲は
一つのPROJECTで構成できるかもです

実際にPHRASEを入力

では、実際にPHRASE 01にNoteを
置いていきましょう
置き方は慣れると非常に簡単で
0-Fまでの16stepに鳴らしたい音を
置いていくだけです

では置きます

0,4,8,Cにそれぞれ
C-4
D-4
E-4
F-4
と置いてみました

では、PLAYするためにSTART(space)を
押してみましょう!
鳴らねぇぇええええ!!!

あー、イライラする!
まじで鳴らねぇええぇえぇえぇ

音は鳴っていませんが
再生中の緑三角PLAYアイコンは
0からFまで走り抜けていきます
しかし、鳴りません・・・虚しい

0の行を確認すると
 N V I
0 C-4 64 00
と並んでいます
FX1からFX3までの列はエフェクト等で
発音には直接関係していません
0行目には
N(ote)として4オクターブ目のCを
V(erocity)は64で
I(nstrument)は番号00で鳴らして
という意味のようです

では、INST.00とはどの様に
鳴らす設定になっているのでしょうか
0行目のI(nstrument)列の00を選択し
Select+→でINST.MAPへ移動します

00部分を選択しINST.へ
輝くNONEの文字
なるほど
設定していないから
鳴るはずもない・・・と

NONEに併せてEdit+方向キーで
INST.TYPEを選択
WAVSYNTHを選択
選択できる波形は
PULSE(12,25,50,75%)
SAW
TRIANGLE
SINE
NOISE PITCHED
NOISE
要はファミコン音源ですな

WAVSYNTHの他にも
MACROSYN(48種類波形)
SAMPLER(microSD内の.wavを読込可能)
FMSYNTH(4OP、12ALG)
MIDI OUT(USB-MIDI、Ch.1-16)があり
発想次第で可能性は大きく拡がります

今回はMACROSYNの0E SAW SWARMを
選択して・・・

いくつかあるうちの一つを選択
今回は何もいじらずに素体で鳴らす
そしてPLAYを押すと
おぉおお、鳴りましたよ~

次の音が来るまで鳴り続けるので
4分音符で鳴ってます
休符はないのか、休符は・・・

ズッタカズッタカズッタカズッタカ
と鳴らしたい場合には
MMLだとl8 o4cro5cco4cro5cco4ro5cc
Trackerの場合にはFXにKILコマンドを
使って鳴らす長さを指定してあげると
良いみたいですね

「ズッタカ」リズムが完成
KIL 05で16分音符
KIL 0Bで8分音符
KIL 17で4分音符
KIL 2Fで2分音符
ということになろうか・・・

あとは1PHRASEずつNoteを置いていき
それをCHAINしてSONGに並べれば
曲が完成する次第のよう・・・

慣れるまでは時間がかかりそう
でも、ここまでの知識があれば
ベタ打ちくらいならできそうなので
とりあえず、今日はここまでで終わり

次こそはプリセットについて書きますw

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About the author

I’m around 50, and I work as a medical practitioner in a town that’s a fair distance from central Tokyo. I love my job, but I love game music from the 80s and 90s just as much, if not more. I’m very busy with work and don’t have much time, so I like to play around with small all-in-one type synthesizers and collect them. In this blog, I will introduce small synthesizers and related things, game music, and sometimes console game hacks.